アメリカで行われた講習会より無事帰国しました
中久木正明は6月4日から14日まで、アメリカで矯正歯科医師を対象に行われた講習会「Tweed Study Course」のため不在でしたが、先日無事帰国しました。
この講習会はアメリカで1941年から矯正歯科治療理念と技術を共に教える歴史ある講習会であり、アメリカだけでなく世界各国から参加者がありました。今回講習の指導要領であるシラバスに、指導順序の変更を伴う大きな変更を行いました。
結果、指導ステップの明確化、実際の患者治療との差分を補うために設定されていたサプルメント項目を解消し、より実践に即した指導内容とすることができました。
毎回講習会は限られた日数で行われ、アメリカのほとんどの参加者は、各矯正科大学院教育課程中の日程を割いて来ています。もちろん日本からの参加者も、地球の反対側への長い往復旅程を経て、講習に参加しています。
講習内容とスケジュールの最適化は常に課題であり、インストラクター達は講習実施の傍ら自らの臨床経験を踏まえた改善への議論と実践をダイナミックに行っています。
今回講習に参加した日本人矯正歯科医師は、2名のキャンセルを除いた計10名が、体調不良等のトラブルに見舞われることなく、無事講習を修了することができました。
例年、私の不在中はご不便をおかけしますが、将来を担う若き矯正歯科医の成長と経験値向上に携わることができることを光栄かつ励みに、これからも取り組んでまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
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